
妻を専業主婦にしてあげたい…。
わたしは転職をする前はIT業界におけるしがない派遣社員でした。いろんな企業を転々とし、いつまで経ってもただの『労働力』でしかなく給料は少ない、上がらない日々でした。
おまけに会社の経営も傾き残業代・ボーナスカットも多々あったのです。
男なら、妻を専業主婦にしてやるぐらいの年収は稼ぎたいですよね。
共働き必須の時代における専業主婦の存在意義
意外に専業主婦が多い
わたしの周りには意外に専業主婦をやっている人が多いです。
- 共働き不可の期間がある。
- 子供が手のかかる期間は専業主婦にならざるを得ない。
子供が幼稚園に通うとなると、どうしても奥さんは専業主婦になるしかないです。
幼稚園じゃなくて保育園に行けばいいだろ!と思うかもしれませんが、保育園が高いんですよね。
1人で3万円くらいはするし、2人だったら6万円です。共働きしたところで、奥さんは保育園料を稼ぐために働いているようなものです。
であれば、奥さんを専業主婦にしてしまったほうが家事もしてもらえるしお得だったりします。
どうがんばっても共働き必須
とはいえ、今の時代はどうしても共働きが必須です。
たとえば、首都圏で家を持つとなると、夫婦で住宅ローンを組む、ペアローンをする人も多いです。
2馬力で稼がなければ首都圏で家なんて買えないんですよ。住宅ローンが月10万を超えている家庭、たくさんあります。
だがしかし!不思議なことに首都圏では専業主婦もたくさんいます。
なぜなら!首都圏だからこそ、高収入な仕事もたくさんあるからです。
- 上場企業にお勤めの方
- お医者さん
などなど。周りの話を聞いているとつくづく自分が底辺なんだなぁと思い知らされます。
首都圏は貧困と富裕の2極化している。これが一番しっくり来る言葉ではないでしょうか。
わたしの知り合いで横浜に住んでいる人の話です。築20年の中古マンションに住む人には貧困層がいたりしますが、一軒家を持っている人は会社役員だったりします。築20年の中古マンションは3,000万円で買えますが、一軒家は1億円以上になります。3,000万円の家と1億以上の家、それぞれ住む人の生活スタイルは違っていて当然なんです。
わたしのような人間は夫婦で馬車馬のように働いて少ないお金を稼ぎ、上場企業はお医者さんは旦那さんが働き、奥さんは家に入る。
わたしの妻の友人の旦那さんはお医者さんなのですが、『もう一生働かない!』と言っていたのが心に残っています。
甲斐性のない自分に失望
わたしは妻に『もう一生働かない!』なんてことを言わすことができません。
妻の友人の旦那が医者とか、もうホントに申し訳ない気持ちでいっぱいです。
医者の旦那を持ち、お金には困ることがなく、家で子供とゆとりある生活をしている。
一方、わたしは夫婦共働きで稼いでいるのに、世帯年収がお医者さんの年収に届かないです。
わたし1人の年収を3倍ぐらいにしないと勝てないです。いや、3倍しても勝てるかどうか…。
もしかしたら、いつかそのお医者さんである旦那さんと顔を合わせる機会があるかもしれませんが、劣等感を感じていることを隠さずにいられるかどうか不安です。
ふがいない自分を受け入れるか、下剋上か!?
開き直る
はっきり言って開き直るしかないですよね。
わたしは今転職をして年収が600万円となり、一般的~一般ちょい多めくらいの年収にはなれたと思っています。まぁそれでもお医者さんの年収の半分くらいに近いかもしれませんが。
もし、わたしが転職をせずに年収400万円のままだったら、一生劣等感を抱えていきていくことになるでしょう。あまりにも人生が辛すぎます。
なので、年収なんて気にしない!ヘタに隠したりするほうがかっこ悪いので、自分から年収400万円です!と開き直ってしまいます。
実際にわたし自身がそうしていました。友人と年収を比較すると負けることしかなかったのですが、隠したりすると逆に気を使われたりして辛いんです。痛いんですよ。
年収を上げる
わたしが年収に対してコンプレックスを抱かなくなった頃、お金と真摯に向き合うことができるようになった気がします。
ようやくリスクを取って転職しよう、っていう気になりました。
ここで言うリスクとは、
- もしかしたら転職で逆に年収下がるかも。
- 転職した先の仕事、ついていけるだろうか?
- 変な人いたらどうしよう。
- 気に入らなくてまた転職して…転職グセつかないだろうか?
などなど。転職は年収を上げるための一撃必殺の大技ではないです。どうしたってリスクはついてきます。
ただ、そのリスクを取らないことにより、
- 一生、低年収のまま。
- 一生、夫婦共働き。
- 一生、劣等感を抱える人生。
ということのほうがずっと怖かったんです。要は、『転職リスク < 転職によるチャンス』という式になっただけなんです。失うものなんて、その時の低年収の職ぐらいなものでしたから。後生大事に取っておく必要はありません。
2馬力必須の時代に1馬力で生活
現在、わたしの年収は600万円程度。これはIT業界で働くシステムエンジニアであれば、特別高い年収ではありません。若干高めぐらいです。所帯持ちで手当て、残業代、ボーナス、全部コミコミならこんなもんです。
今、わたしの妻は専業主婦をやっています。1つ念願をかなえることができました。
ただし…年収600万円で専業主婦を抱えるっていうのはけっこう生活ギリギリですね!
だいたい年間、300~400万円は衣食住といった生活費に消えていきます。
年収600万円だとざっくり手取り500万円になるのですが、毎年貯金が100~200万円。車の買い替えや子供の学費とかを考えると、このペースだと危険な気がします。
う~ん、これはもしかしたらどこかのタイミングでまた共働きになるかもしれません…!
アウトローな人ほど『世の中学歴じゃない!』とか言いますが、やっぱ学歴ですよ。医者ってすごい。あらためてそう思いました。
まとめ
- 男なら、妻を専業主婦にさせるぐらいの年収は目指したい!
- というより、どうしても専業主婦にならざるを得ない時期がある。(5年くらいあるかも)
- 意外に専業主婦やっている人は多い。
- 貧困と富裕、2極化している状況。
- 貧困層は劣等感を抱える毎日。
- 打破するには開き直るか年収を上げるかしかない。
今の時代、お金がない!と嘆いている人は多いですからね。開き直ってしまうのも手だと思っています。年収なんてそう簡単にあげられるものではないですから。
ただ、今はよくても老後は心配ですね。わたしは転職前、年収が400万円程度しかなかったし、妻も専業主婦にならざるを得ない期間でしたので、貯金ができないどころか減る一方でした。
共働きをしても子供の学費でいっぱいいっぱい、老後は子供に面倒を見てもらうしかなかったでしょう。